新元号「令和」

2019年4月1日: 　4月1日新元号「令和」が発表されました。令和には、人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つという意味が込められているとの安倍総理の談話でした。いい響きの言葉だと思います。自分と意見の異なる人への執拗なバッシングや、自己中心的な考え方をまかり通そうとする人が目に余る気がします。人間関係が何かギクシャクしている昨今、ひとに寄り添う気持ちは大切です。
　昭和は戦争という暗い時代もありましたが自分が生まれた昭和30年40年代は戦争の影はなく、高度経済成長期で皆明るく活き活きしていた気がします。親も若かったですし、自分も子供の時代ですから明日友達と遊ぶことや駄菓子屋でくじをあてることばかり考えていました。
　そして平成元年に医師免許を取得しました。まさに平成は医師として多くのことを学び、経験した時代でした。秒を争う救急で内視鏡治療に悪戦苦闘したり、治療むなしく亡くなったがん患者さんなど辛いこともありましたが一方で多くの患者さんに元気になっていただくことでやりがいもありました。医学も日々進歩しましたが、令和の時代は再生医療、AIなどがさらに飛躍的に進歩することでしょう。まだまだ学ばなければならないことが沢山ありそうです。開業してもうすぐ9年になりますが患者さんに寄り添うクリニックを目指していきたいと思います。